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YAPC::Kyoto 2023に参加してきました

おはこんばんにちは(古の挨拶)、@matac42です。今回、YAPC::Kyoto 2023に参加してきました。ブログを書くまでがYAPCということなので参加記を書き残します。

まずは感謝を。

YAPC::Kyoto 2023に参加する機会を与えていただきました、研究室の先輩@AnaTofuZ先輩ありがとうございます!また、今回の参加にあたって私は「学生旅費支援制度」を使用させていただきました。おかげさまで、自分の懐事情を気にすることなく参加に踏み切ることができ、最終的にはそれ以上の体験を得ることができました。学生旅費支援制度へ拠出された株式会社はてな様、合同会社もりたつ技商様、合同会社 Y.pm様の皆様に感謝いたします!@AnaTofuZ先輩も拠出されていたということで、重ねて感謝いたします!それと、一緒に行動してくれた大学の後輩の@ie_Yoshisaur。寂しく一人旅するつもりだったけど楽しい旅になりました!ありがとう!そして最後に、YAPC::Kyoto 2023に感謝いたします。

YAPCとは次のようなものです。

YAPCはYet Another Perl Conferenceの略で、Perlを軸としたITに関わる全ての人のためのカンファレンスです。 Perlだけにとどまらない技術者たちが、好きな技術の話をし交流するカンファレンスで、技術者であれば誰でも楽しめるお祭りです!

YAPC::Kyoto 2023より

今回は京都開催ということで沖縄からはるばる京都へ飛びました。ここ2~3年は某ウイルスにより、オンラインイベントへの参加のみとなっていたので久しぶりのオフラインイベントです。というか3年前以前はイベントにそこまで参加していなかったし、県外開催のイベントに参加することは全く無かったので、僕にとって新鮮で新しい体験となりました。それゆえ、どのような心持ちでイベントに参加すれば良いのかよくわからず、当日の朝はなんとも言えない緊張を荷物にバスで会場へ向かいました。

会場は京都リサーチパークでした。キーノートセッションの大西さんの話を聞いて初めて知ったのですが、ここは株式会社はてな創業の地だそうです。とても大きな施設でなんか10号館くらいまであるみたいです。セッションがある会場は

  • Scrapboxホール by Helpfeel
  • Gyazoホール by Helpfeel
  • 土俵

の3つで、それぞれこんな感じの見た目でした。

Scrapboxホール by Helpfeel

Scrapboxホール by Helpfeel

Gyazoホール by Helpfeel

Gyazoホール by Helpfeel

土俵

土俵

この3つの会場でセッションが並行して行われました。 土俵ってなんだ?って思いましたか?僕も思いました。なんか相撲大会でも開催するのかなぁと思ってました。しかし、相撲大会は開催されませんでした!代わりに「エンジニア ぶつかり稽古」が行われました。僕が面白いと思ったセッションの一つです。

10年前、YAPC::Asia 2013で行われたあることをキッカケに「秋のエンジニアぶつかり稽古 2013」というイベントが開催されました。 当時のあの「事件」を、皆様は覚えていますでしょうか?

YAPC::Kyoto 2023より

YAPC::Asia 2013で行われたイベントのリバイバルで、ざっくりいうとライブコーディングなのですが、まず2人のコーダーがいてそれぞれテストケースと実装側で分かれてコーディングします。例えば「ソート」のようなお題が出されそれに沿ったテストと実装のコードを作っていきます。テスト側は「入力に数値と文字列が混ざっていたらどうなるか?」のようなテストコードを書き、実装側はそれを満たすコードを書く、テスト側と実装側のぶつかり!という感じです。ぶつかり稽古をしている様子を見るのが面白かったのはもちろん、それを実況する司会の方のPerlRubyのコード解説がとても的確な感じで面白かったです。大学でもそんな感じの企画をしてみようかなぁと思いました。最後にChatGPT行司に完成したコードの講評をしてもらうところも面白かったです。このセッションだけでなく、他でもChatGPTが話題に上がることが多かったと感じます。

面白かったセッションの話をしているので、もう2つほど。セッションのタイトルは「my$talk=qr{\b((?:ir)?reg(?:ular )?exp(?:ressions?)?)\b}ig; 」です。読めません。スピーカーのDan Kogaiさんも読めないと言っていたので誰も読めないのでしょう。読めないが故に気になってセッションを見にいきました。スライドが公開されていたのでここにもリンクを載せます。

speakerdeck.com

Perlでいう正規表現は数学的には正規表現とは言えないということや、Perlが絵文字の扱いに強いことなどPerlの文字列処理の強さを感じるセッションでした。正規表現というだけで深い世界が広がっていることも感じたし、Regexp::commonRegexp::Assemblecat | perlのような使い方を知ることもできました。正直にいうと普段はPerlを書かないのですが、文字列処理といえばPerlということでワンライナーで活用できそうだと思ったし、他の言語を使用する時にも正規表現の話は適用できるのでとてもためになるセッションでした。ここに限った話ではなく、YAPCPerlを書かない人間でもエンジニアであれば楽しめるイベントでした。最初のYAPCの説明の通りです。

次に、「あの日ハッカーに憧れた自分が、「ハッカーの呪縛」から解き放たれるまで」です。自分のなりたいハッカー像と求められている能力のすり合わせをすごく丁寧に話されていて、ものすごく感動しました。自分は今まで自分がどのように求められているかという視点を持てていなかったことに気付かされました。自分を中心に考えるだけではいつまで経ってもエンジニアとして成長しない(成長しても求められない)というのが、あらたまさんの体験をもとにした話からわかってきてすごく心に響きました。社会人になるのは1年後(予定)ですが、そういうことを考えて実行できるエンジニアになりたいです。

speakerdeck.com

他にも面白いセッションがたくさんありました!全部見てみたかったですが3会場で並行して進行していたので見ることができませんでした。面白そうな見れなかったセッションがたくさんありました。

タイムテーブルに載っているセッションがメインですが、他にもセッション会場の間に企業ブースがあってそこで企業の方の話を聞くことができたり、学生旅費支援制度を利用した学生の場合は企業の方とのランチタイムがあったり、Perl神社にお参りしたりと盛りだくさんでした。イベントグッズも盛りだくさんでした。イベント会場に向かうときに持っていた緊張はたくさんの体験とたくさんのグッズに変わり自分に戻ってきました。(持ちきれなくて、郵便で沖縄に送りました。)

企業ブースで絵馬かいた
グッズたち
ランチタイムのお弁当(写真撮る前にちょっと食べちゃった)

今回YAPC::Kyotoに参加して、オフラインイベントの良さを感じました。あの祭りのような空気感はオンラインではなかなか味わうことができないと思います。オンラインイベントが悪いと言っているわけではなく、どちらも良い部分があるのでどちらもやると良いなぁという感じです。社会人になった大学の先輩方に久しぶりに会ったり、イベントが終わった後に出会った学生メンバーで飲みに行って色々話をすることができたり、飲みの後に株式会社はてなさんのオフィスにお邪魔し、そこにいらっしゃった社会人の方々とお話しできたりしたのも良い体験でした。というか、そうやって久しぶりの再会や新しい人たちとの出会いがあったのが今回イベントに参加したことで得た1番大きなもののような気がします。

ということで、YAPC::Kyoto 2023に参加してとてもとても良かったと感じています。これは主に大学の後輩に向けてなのですが、YAPCにぜひ参加してみてください!おすすめのイベントです。次の開催はYAPC::Hiroshimaとのことで広島が会場になりそうですよ。YAPCだけでなく色々なイベントに参加すると色々な出会いがあると思います。僕はあと1年で「大学生はおしまい!(予定)」ですが学生であるうちにもう少しイベントに参加したいなあと思っています。運営側でも楽しそう。

YAPCの当日の様子はTwitterハッシュタグを検索すると出てくると思うので気になった方は検索してみましょう。あと、「ブログを書くまでがYAPC」なのでたくさんの人がブログを書かれていると思います。そちらもみてみると良いでしょう。 ハッシュタグは以下のようなものがありました。

せっかくなので2泊3日の旅の様子もブログとして記録しておきます。

旅費

  • 飛行機往復(35,000円 ただし学生旅費支援制度利用で0円!)
  • 宿泊 2泊(6,000円 ただし学生旅費支援制度利用で0円!)
  • おみやげとかご飯とかその他もろもろ(25,000円くらい?)
  • YAPCの参加チケット(学生無料!)

旅程

1日目

滑走路

  • 20:30 京都の宿(ケイズハウス)にチェックイン 泊まっているのはほぼ外国の方だった 寝心地は良かった

kshouse.jp

宿

matac (@matac) | Misskey.io

  • 21:00 サウナの梅湯で整う

  • 22:30 夕飯(立ち飲み)

沖縄って立ち飲み少ないから珍しい気持ち

  • 23:00 ネカフェでお勉強
  • 25:00 就寝

2日目

  • 6:30 起床
  • 7:30 珈琲館で朝食

  • 同時刻 イベント参加への緊張でChatGPT先生に相談する

  • 8:30 YAPC::Kyoto 会場に到着 jogoさんと遭遇

3日目

  • 7:30 起床
  • 8:30 散策 & あさごはんにお粥

  • 11:00 京都駅に戻り、お土産買ったり荷物を郵便で送ったり
  • 12:00 ヨシザウルス、jogoさんと合流しお昼ご飯のお蕎麦

  • 14:00 大阪でヨシザウルス、jogoさんと別れて、僕は関空
  • 16:30 Peach関西国際空港から那覇空港へ もう少し京都に居たかった!また行く機会を伺っています。

〜 終 〜

今回YAPC::Kyotoに参加して、たくさんの刺激を受けました!最後に新しい出会いの写真を一つ載せておきます。

株式会社はてなオフィス前

写真協力

電気ホットアイマスク買った

こんな感じでパソコンとかACアダプターとかに繋いで使う.

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コントローラーで温度調節とタイマーをセットできる.

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目が当たる部分は起毛になってる.

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ポイントがあったので楽天で買った.

item.rakuten.co.jp

霧吹きで湿らせてスチームにできるし,洗濯もできるっぽい.買って良かった.

パソコンに繋いで使うから,アミュスフィアっぽくて気に入ってる.リンクスタート!!

ノンデザイナーズ・デザインブック読んだ

大学の図書館にあったので借りて読んでみた. 大きく分けて「デザインの原則」「活字のデザイン」の2つのパートがあった.

デザインの原則

今まで資料やスライドを作るときに意識していなかったものが明文化され,デザインの指針のようなものを植え付けてくれた気がする. 4つの基本原則の中でも「整列」については心当たるものがあった. それは「意味のない中央揃えはしない」というもので,結構やってしまっていたから気をつけたい.

活字のデザイン

「字体の種類」や「字体の組み合わせ方の原則」が解説されていた. オールドやモダン,サンセリフなど,今までなんとなく知っていた字体の種類とそれぞれの特徴が明確になった. また,それらの字体を複数使う際の組み合わせ方の原則がわかった.

デザインとMarkdown記法

自分の考え. 4つの基本原則は「近接」「整列」「反復」「コントラスト」がある. Markdown記法をベースとしてこれらを考えると楽. 記法が内容を近接,反復させていて,それらに整列やコントラストを含めてデザインを割り当てる. #ごとにデザインを決めてしまえば勝手に反復するし,#が意味のまとまりを作るからそれをもとに近接させることができる.

終わりに

いつでもさっとみれるように1冊欲しい.

spotifyをtuiで操作したい

特に意味はない。浪漫。

spotify-tuiをbrew installしてAPIの設定すればいけます。

思っていたより軽快に操作できますね。すでにプレイリスト入りしている曲など再生するだけであればGUIより良いかもしれないです。ただし、新しい曲や知らない曲を探索しようとするのであればやはりGUIが強い気がします。vscodeのエディタエリアでterminal開けてspotify-tuiを開いておくのはかなりアリかもしれないです(写真右下)。かっこいいと思います。

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spotify-tuiはコマンドラインでもspotifyを操作することが可能です。spt play --uri spotify:track:0UaQPu8dlcZfzg9g7DUSkDみたいな。

お遊びコマンド

sptコマンドを使ってuninstallucdを作りました。(Yoshiakiとkeithon発案)

ちょうどいい感じに音楽が流れます。 実行は自己責任でよろしくお願いします。実態はrmとcdです。

~/.zshrcに書き込んで再読み込みなどする。

uninstall () {
  spt play --uri spotify:track:0UaQPu8dlcZfzg9g7DUSkD
  sleep 68
  rm "$@"
}
ucd () {
  spt play --uri spotify:track:3YbioJ807KAVVzY3NFdpF5
  sleep 40
  cd "$@"
}

使用方法

$uninstall -f hoge.txt(file)

$ucd hoge(directory)

おすすめの酒

この記事は琉大 Advent Calendar 2021 16日目の記事になります。

adventar.org

どうも、@matac42です。最近ハマってよく飲んでいるお酒2本を紹介します。特別舌が優れているというわけではないので、ただただ自分が気に入ったものが出てきます。

剣菱

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兵庫の日本酒です。私的には常温で飲むのがおすすめで、味は割と濃いめな気がします。私は濃いめの味がする日本酒が好きなので剣菱好きです。剣菱という名前もかっこいいですね。後から聞いた話なのですが、私の祖父も剣菱を好んで飲んでいたそうです。何たる偶然。1505年からあるみたいです。ロングセラーですね。それともお酒だとそれくらい普通でしょうか。詳しい人教えて。サンエーで売ってるのでよければ試してみてください。

情報

電気ブラン

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これはかなり不思議な酒です。ブランデー、ワイン、香草のカクテルです。ブランデーの主張が強めな気がします。名前に「ブラン」が入っていますし。1882年(明治15年)生まれのお酒です。なぜ電気なのかというと明治の頃は目新しいものの名前の頭に「電気」と付けていた習慣があったからです。最初の一口目は驚いて「うぉ」と声が出るほどで、今まで味わったことのない味でした。私的にはストレートがおすすめです。飲んでみようと思ったきっかけはアニメ映画「夜は短し歩けよ乙女」に出てくる「偽電気ブラン」です。アニメや小説など、作中にお酒が出てくると試してみたくなります。残念ながら「偽電気ブラン」というお酒はないですが(moon walkというバーでコラボで出されてはいるそう)、「電気ブラン」はドンキホーテで売ってました。ぜひ飲んでみてください。「夜は短し歩けよ乙女」も是非見てみてください。

情報

kurokaminootome.com

終わりに

最近友人に言われて気づいたことがあるのですが、どうやら私は古いもの、レトロなものが好きなようです。お酒に関してもそうなのでしょうか。お酒の場合(その他飲食品全てに言えそうなことですが)、長く親しまれているものはものはやはり良い物だと思います。今回紹介した2本のお酒はとてもおすすめなので飲んでみてください。今回は私のおすすめの酒の紹介でした。次の記事はkanekouさんです。楽しみ!

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フォニイ 星街すいせい

www.youtube.com

とても格好いい。phonyという単語は「偽の、インチキの」という意味を持っている。

ところでフォニイといえばMakefileのPHONYを思い出したのでMakefileのPHONYとは何かを書いてみる。

qiita.com

Makefileにはtargetという概念があり、これは暗黙的にtarget名と同じ名前のファイルを生成することを指す。例えば以下のようにtarget cleanをMakefileで定義したとする。

clean: 
    echo 'hello'

これはmake cleanで実行可能であるが、もしすでにclean.oなどの名前がcleanのファイルが存在すると、targetはすでにcleanのファイルは作成されているとして実行されない。ここで使用するのが.PHONYである。以下のように.PHONY: cleanと記述することで、target cleanがファイルの生成をしないことを明示する事が可能でありこの場合はmake cleanでtarget cleanが実行される。

.PHONY: clean
clean:
    echo 'hello'